BricsCADの外部参照についてお探しですね。
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BricsCADで大規模な図面を扱っていると、パソコンの動作が重くてお困りではないでしょうか
図面が重くて動作が遅い、複数人での作業がうまく進まない…そんな悩みを解決してくれるのが「外部参照(XREF)」という機能です。
この記事では、BricsCADの外部参照について、基本的な使い方からアタッチ(挿入)、バインド(図面結合)、クリップ編集まで、初心者の方にも分かりやすく説明していきます。
BricsCADの外部参照(XREF)って何?使うとどんないいことがあるの?
外部参照(XREF)とは、今開いている図面の中に、別の図面ファイルをリンクとして読み込んで表示する機能のことです。
普通の「ブロック挿入」とは違って、図面のデータそのものを取り込むわけではありません。
あくまで外部のファイルを参照して画面に表示しているだけなので、ファイルサイズをぐっと小さくできるんです。
例えば、数MBから数十MBもある重たい建築図面や土木図面でも、計画図や現況図といったパーツごとにファイルを分けて外部参照を使えば、作業する図面自体は数分の一まで軽くなります。
ハッチングや画像がたくさん入った図面では特に効果が大きくて、パソコンがフリーズしたり落ちたりするのを防げます。
実務では必須のテクニックと言えるでしょう。
もう一つの大きなメリットは、チームでの共同作業がとてもスムーズになることです。
参照元のファイルが更新されると、今開いている図面にもその変更がすぐに反映される仕組みになっています。
つまり、複数の設計者が同時に違うパーツの図面を編集して、それを一つの親図面で統合しながら常に最新の状態で確認できるわけです。
同じ元図面を共有しながら効率よく作業を進められるので、図面の整合性を保ちながら、手戻りのリスクも最小限に抑えられます。
外部参照をアタッチ(挿入)する手順とパスの設定方法
BricsCADで他の図面を外部参照として読み込む操作を「アタッチ」と呼びます。
具体的な手順は次の通りです。
– 「挿入」タブから「外部参照をアタッチ」を選ぶ(またはXATTACHコマンドを実行)
– ファイル選択画面で、読み込みたいDWGファイルを選ぶ
– 設定画面で、挿入位置の座標、尺度、回転角度、パスの種類などを指定してOKを押す
ここで設定する座標や尺度、回転角度は後からでも変更できますが、図面同士の位置を正確に合わせるため、基本的には原点(0,0,0)を基準にして実寸(尺度1)のまま読み込むのが一般的です。
「画面上で指定」のチェックを外しておくと、正確な原点配置ができます。
設定画面で特に重要なのが「参照の種類」と「パスの種類」です。
参照の種類には「アタッチ」と「オーバーレイ」の二つがあります。
アタッチは孫引きのように別の図面でも表示され続けますが、建築や土木の実務では、意図しない図面の重複や循環参照のエラーを防ぐため「オーバーレイ」を選ぶのが無難です。
また、パスの種類では「相対パス」を選ぶことを強くおすすめします。
相対パスにしておけば、親図面と参照図面を同じフォルダに入れたまま別のパソコンやサーバーに移動しても、リンク切れを起こさず正常に読み込めます。
外部参照の編集・管理方法(更新・非表示・クリップ)
アタッチした外部参照図面は、「アタッチメントパネル(または外部参照パレット)」で簡単に管理できます。
コマンドラインに「XREF」と入力するとパネルが開いて、今読み込まれているファイルの状態が確認できます。
このパネルでは、参照元ファイルの最新状態を読み込み直す「再ロード」や、一時的に図面を非表示にしてパソコンの負荷を下げる「ロード解除」といった操作ができます。
ロード解除は図面から完全にリンクを切る「アタッチ解除」とは違って、ワンクリックですぐに再表示できます。
作業中だけ不要な背景図を隠して作図に集中したいときなどに便利です。
また、参照図面の全体ではなく、必要な部分だけを切り取って表示したい場合は「XCLIP(外部参照クリップ)」コマンドが便利です。
XCLIPコマンドを実行して対象の外部参照図面を選び、「新規境界」から矩形やポリゴンでクリップ範囲を作成します。
すると、指定した枠の内側だけが表示されるようになります。
広い現況平面図の中から今回作業する工区だけを切り取って表示したい場合などにこの機能を使えば、見やすくなるだけでなく、図面全体の把握や印刷時のレイアウト調整もスムーズになります。
外部参照をバインド(結合)する方法と納品時の注意点
外部参照は作業を軽くして効率化してくれる便利な機能ですが、図面データを他社に納品する際や外部の協力業者に送る際には注意が必要です。
外部参照を使ったままメインのDWGファイルだけを送ってしまうと、受け取った相手のパソコンではパスのリンク切れになって、参照していた図面がまったく表示されなくなってしまいます。
こうしたトラブルを防ぐための代表的な機能が「バインド(結合)」です。
バインドとは、リンクとして読み込んでいた外部参照図面を現在の図面の中にブロックデータとして完全に取り込む機能です。
アタッチメントパネルで対象の図面を右クリックして「バインド」を選べば実行できます。
バインドを実行する際、図面内に取り込まれる画層(レイヤー)やブロックの扱いには2つのオプションがあります。
「個別バインド(Bind)」を選ぶと、元のファイル名と画層名が組み合わされた新しい画層名が作られるので、元の親図面と参照図面の画層を明確に分けて管理したい場合に適しています。
一方「挿入(Insert)」を選ぶと、同じ名前の画層同士がそのまま統合されるので、図面全体の画層数を無駄に増やさず、すっきり整理できます。
また、図面全体ではなく特定の画層や寸法スタイルだけを取り込みたい場合は「XBIND」コマンドも使えます。
あるいは、バインドせずに外部参照ファイルと関連設定を一括でZIP圧縮してまとめる「eトランスミット」機能を使って、納品先で確実にすべての図面が開ける状態にしてからデータを渡すのも良い方法です。
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